【引退特集】オリックス・本田圭佑、現役に終止符 “やりきった野球人生”と次の舞台へ

プロ野球・オリックス・バファローズの投手・**本田圭佑(32)**が、2025年シーズン限りで現役を引退することを発表した。
10月29日に自ら決断を明かし、翌30日には古巣・西武ライオンズの秋季キャンプを訪れ、関係者に感謝を伝えた。
戦力外通告からわずか半月、彼は「悔いのない野球人生」を胸に、新たな一歩を踏み出す。
■ 波乱と成長のプロ野球人生
宮城県出身の本田は、東北学院大学から2015年ドラフト6位で西武に入団。
決してエリート街道を歩んだわけではない。しかし、地道に努力を重ね、プロ7年目の2022年には自己最多の45試合登板。オールスター出場も果たし、リリーフ陣の中核として存在感を示した。
2024年には現役ドラフトでオリックスへ移籍。新天地で再起を図ったが、チームの厚い投手陣の壁は高く、登板機会は限られた。
それでも彼は「どんな状況でも自分のやるべきことをやる」という信念を貫き、最後まで練習の手を緩めることはなかった。
■ 「全く悔いはない」──本田圭佑が語った本音
引退を決めた理由について本田は、報道陣にこう語った。
「年齢、立場、成績、全部を含めて“今年が勝負”と思っていた。だから、最後までやりきれたことに満足している。めちゃくちゃ幸せな野球人生でした。」
この“やりきった”という言葉に、彼の8年間の重みが詰まっている。
派手なタイトルこそなかったが、常にチームのために全力を尽くした姿勢が、ファンや仲間の記憶に残っている。
■ 次のステージは「裏方」から
今後については、西武ライオンズの打撃投手としてチームを支える方向で調整が進んでいる。
プレーヤーとしての第一線を退いても、野球への情熱は冷めていない。
「恩返しがしたい」と語るその言葉には、育ててもらった球団への深い感謝がにじむ。
プロ野球界では、引退後にコーチやスカウトへ転身する選手も多い。
本田も、いつの日か再びマウンドを見守る立場として、若手を導く存在になるだろう。
■ 地味だが確かな輝き “努力型投手”の象徴
本田圭佑という選手を一言で表すなら、「地味だが確かな努力家」。
最速151km/hの直球と多彩な変化球を武器に、試合終盤で流れを止める“縁の下の力持ち”だった。
リリーフ登板が多く、勝利の裏でチームを支える役割を黙々とこなしてきた。
通算147試合登板、12勝21敗、32ホールド、防御率3.93。
数字以上に光るのは、どんな場面でも逃げなかったそのメンタルだ。
「苦しい場面ほど燃える」という彼の姿勢は、多くの若手にとって手本となった。
■ 最後に残したメッセージ
「出会いに恵まれた。支えてくれた人がいたから、毎日野球ができた。」
この言葉が示すように、本田の野球人生は“感謝”で締めくくられた。
華やかなスターではなくとも、確実に球界の一部を支え続けた功労者。
その姿勢は、今後もファンの記憶に刻まれ続けるだろう。
■周りの声
まだ現役を見たかった。
オリックスのヒーローに敬意を表しよう。
お疲れさまでした。
などの暖かい声が挙げられる。
「ファンに愛されているのがよくわかる」
【編集後記】
本田圭佑の現役生活は、決して順風満帆ではなかった。
だが、どんな環境でも腐らず努力し続けた彼の姿勢こそ、プロ野球の本質を体現している。
“努力は裏切らない”――その言葉を、彼は8年間で証明してみせた。
これからの舞台でも、その真摯な姿勢で野球界を支えていくに違いない。
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